お茶の水ゼミ

「お茶の水ゼミ」とは、
東京学習会議の主催する、労働学校のゼミナール『資本論草稿講座』の愛称です。
このシリーズは、5年以上前から行われ、初回のテーマは「剰余価値学説史」だったのだそうですが。残念ながら私はそのような会が開かれていることを知らなかったので、参加できませんでした。

2009年から「経済学批判」のテーマで開催されたのを機会に参加させていただいています。
今年、2013年6月のガイダンスから始まったシリーズ講座が、

「資本論」はいかにしてうまれたか
―草稿から「資本論」全3巻へー」

2014年1月の講義は、「商業資本」についてのマルクスの草稿の解説でした。

● 毎月1回第一日曜に、御茶ノ水の「全労連会館」で開かれています。
● 講師は、首都大学東京名誉教授 宮川彰先生です。

「資本論草稿」は、「資本論」の原稿集で最初は読み込むのが大変難しかったのですが、
最近は、だいぶマルクスの書いた、「ナマの文章」のクセもわかり始めました。
解ってくると、「資本論」では採用されなかった膨大な文書が、まるでマルクスの頭の中を覗いているかのような中身の濃いもので、「資本論」を読んで疑問に思っていた部分が、
時折、目が覚めたようにわかる部分もあり、とてもたくさんの収穫があります。
どのように書いたらこの「不思議な感覚」の感動をお伝えできるのか、
むつかしい課題ですが、徐々に紹介させて頂きたいと思います。
お付き合いの程、よろしくお願いいたします。