ガイダンス

埼玉「資本論」教室特別講座(第二巻 開講ガイダンス)
2013年10月13日(日)

浦和市共済会館で「ガイダンス」があり、参加させて頂きました。
会場内は参加者でぎっしり、100名を超える参加者!
しかも、若者の姿も多数あり、感動!

タイトルは「『資本論』でただすアベノミクスの虚構」として
1時間単位の講義が3コマ!
配布された資料もA3 版両面印刷14枚もの大資料でびっくりしました。
これは、地元の『資本論』学習会でも活用できる貴重な資料となりますね!!
ありがたいことです。
宮川彰先生は連続3コマ(休憩はわずか10分たらず)を疲れを知らぬかのように
熱血満載な講義で、おかげで、一回のいねむりも起きずに聞き惚れてしまいました。
特別講義の中心テーマは、アベノミクスを支える「現代経済学」がどのようなものであるかの解明に力点があり、そのこととの対比で今、『資本論』を、特に第二巻を学ぶ意味を明らかにされました。

資料の表紙には、「=批判視点=」として、こうありました。

「不況打開策(=真の構造改革、国造り)の要は、
再生産論視点に立脚すること。
消費要因の回復だけでなく、
社会的生産における産業諸分野・諸部門のあいだの相互に釣り合いのとれた価値・素材均等的発展をも視野に置く。」

アベノミクスを支える「経済学者」の理論が、科学的な根拠が全くない、「期待」だけで成り立っているものだという指摘は、「現代経済学」を批判する視点としてとても新鮮な指摘でした。1月から始まる「本講座」が、ますます楽しみになりました。